食いしんぼうの「葛飾元気野菜取材班」(通称:葛元さん)が今回取材した先は「四ツ木製麺所」さん。
こちらのお店は、とっても美味しい「うどん」が食べられる事で知られ、それ以上に地域の皆さんに愛されているお店なのですが、実は葛飾を代表する野菜「小松菜」を麺に練りこんだ「小松菜うどん」が食べられるお店でもあるのです。
おススメは、ざるに乗っている「もりうどん」ですが、暖かい「かけうどん」も勿論、美味しいです。
今日は特別に、小松菜うどんを作るところを見せていただきました。
最初に用意するのは、およそ2キロの小松菜を茹でてミキサーにかけた物に塩水を合わせたもの(小松菜のピュレ)に4キロのうどん粉。
この2つを少しづつ混ぜ合わせながら、およそ20分間、一所懸命練ります。
「愛情を込めて練れば、良い小松菜うどんが出来るんだよ」
と、店主の守田良一さんは作業を見守ります。
うどんを手で練る時間はおよそ20分。
守田さんも昔は自分で練っていたそうですが、以前よりも腕の力が入らなくなってしまったので、今は若い人に作業を任せながら、自分の技術を伝えています。
小松菜うどん制作担当の安田繁さん(シゲさん)は、この作業について、
「体力勝負です」
と力強く答えてくれました。
頑張ってシゲさん!
そろそろ作業も終わりです。
この後、少しだけ機械を使います。
最初から全部、機械を使えば楽なのですが、その分、お客さんに美味しく食べて欲しいという気持ちが「うどん」に込められません。
この作業は、小松菜の持つ栄養以外に「美味しく食べて欲しい」という気持ちをうどんに込める、大事な作業です。
機械で仕上げた生地は、このあと2時間寝かせた後に足で踏みます。
今回は、小松菜うどんの生地を寝かせている間に行われた「普通のうどん」を踏む作業の様子を見せてもらいました。 この作業は「小松菜うどん」でも同じ事をします。
ふみふみふみふみ…
優しい足取りでひたすら足踏み。
先の練りこみ作業と同じで、「美味しく食べて欲しい」という気持ちをうどんに込める、大事な作業。
ベテランうどん職人・篠原勝巳さんと、シゲさんは毎日、うどんを踏みます。
1つ40人前の生地を、多い時で18本も踏んでいるそうです。
踏み終わった生地は、一晩寝かせてから完成。
みなさん、ご苦労様でした。
四ツ木製麺所の皆さんの愛情と葛飾元気野菜の栄養がたっぷり詰まっている「小松菜うどん」いよいよ食べさせていただきます。
もりうどん(400円)
(写真は通常の半分の量です)
小松菜独特のエグみをあえて出せるように苦労したそうです。
エグみを出したと言っても、全く気にならなく美味しくいただけました。
つけ合わせの小松菜も、実は茹でただけの物だそうですが、つけ汁につけて食べると「おひたし」のような味わいが楽しめます。
かけうどん(400円)
(写真は通常の半分の量です)
寒い季節は、こちらで温まって下さい。
東京では珍しい、お出汁のきいた優しい味わいです。
小松菜うどんとの相性もバッチリ。
毎日のメニューはお店の「黒板」でチェックして下さい。
お店の情報はTwitterアカウント @Oyaji_Udon
から毎日更新しています。
「小松菜以外にも、地元葛飾の野菜を使ったメニューに挑戦したい。」と話してくれた守田さん。
お店の「小松菜うどん」は特に「子ども達に食べてもらいたいんだよ」と優しい顔も見せてくれました。
「野菜のもつ栄養は健康な体づくりに必要なものだけど、野菜によっては苦手なものもある。だけど、小松菜うどんみたいな物だったら美味しく食べてくれる。
食育とまではいかないけれど、地元の良い物を美味しく食べて欲しいよね。」
四ツ木製麺所の皆さん、ありがとうございました。 これからも、葛飾元気野菜をよろしくお願い致します。
地元農家の愛情が詰まった、葛飾元気野菜は四ツ木製麺所以外でも、勿論、食べられます。
季節に合わせて美味しい野菜をつかった料理が食べられる場所は下記URLから確認できます。
葛飾元気野菜を、みなさんの健康な体作りに役立てて下さいね。
葛飾野菜を楽しめるお店一覧
https://genkiyasai.jp/category/shop/